面接はセルフプロモーションだけじゃない!実はお見合い?
転職にも必ずついてまわるもの。それは面接。面接の前の軽い面接、一次面接、二次面接、役員面接・・・いったいどれだけ面接すればいいの!でも、それは自分を売り込む場所だけじゃないんです。
自分を売り込むだけじゃない
面接を受ける時、どちらかといえば転職者が自分を売り込むための場所、と捉えがちです。それはもちろんあります。「自分」という商品は、企業にとってどれだけ役に立つか、どれだけ働けるか、それを面接の場で営業しているようなものです。
いかに企業に自分を買ってもらうかがポイントで、短所長所をあげてみたり、こんな能力がありますと自己アピールしますね。
もちろん、それは間違ってはいません。しかし、就職時の面接というのは、実は本物の商品の営業とは違う側面もあるのです。
お互いの相性を確かめる場所
しかし、面接は自分を売り込むだけの場所じゃありません。実は、お互いに相性を見極める場所でもあるのです。そう、転職者側も、自分にとって働きやすい環境なのか、なにか恩恵があるのか、スキルアップできるのかと、企業を見定める機会なのです。そのため、自分のプレゼンに必死になりすぎて、相手企業を見ていないと、あとで「この転職失敗した」という展開にならないとは限りません。
いわば、面接はお見合いでもあるのです。自分も相手が優良企業であるのか、自分に合うのかを見てもいい場所なのです。
受ける側も「合わない」と思っていい
新卒者で多いのですが、どんな会社でも「とりあえず内定ほしい」と言っている人がいます。新卒者は多いと40件以上も短い期間にいろんな企業と面接をするので、だんだん感覚がマヒしてきて「もう受かればどこでもいい」という精神状態になってきます。
しかし、転職者はまだ、そこまで追いつめられることがないため、冷静に企業分析できます。もし、面接にいって雰囲気が合わないと思えば、たとえば内定をもらっても辞退してもいいのです。
転職するからには、前職と同じ過ちをしたくないと考えるのは普通ですね。ですから、転職者側も、相手企業を評価してもいいのです。全てが受ける側になってしまわなくてもいいのです。面接が続くと心身ともに疲れ果ててしまいますが、「こっちも評価してやる」という気持ちで挑んでみましょう。