現実とのギャップに後悔しない転職とは

どうしても憧れの職業ってありますね。もしくはメディアを通して、こんな仕事やってみたいと思うかもしれません。しかし、それだけで転職を決意するのは危険な行為です。

「この仕事はすごい楽」
「今の仕事にして、楽しい」

SNSやネットの掲示板で、そんな情報を目にしたあなたは、もしかするととても興味が出てくるかもしれませんね。とくに「楽な仕事なのに高時給」というのは、とても魅力的なキーワードです。
しかし、ネットの世界では誤情報の他にも、書き込んだ人の思い込みもあります。また、情報は間違ってはいませんが、実は自分には合わなくて、より辛い目仕事への転職になる可能性もあります。

その書き込んだ人は主観で、今の仕事の感想を述べているに過ぎません。だから、その人にとっては相性がよく、苦痛をあまり感じない職場なのでしょう。それを鵜呑みにして、自分も楽できるとは思わないほうがいいでしょう。

転職を成功させる人に共通することは、さまざまなところから情報を収集してることです。
SNSやネットだけではなく、その業界が発行している業界新聞まで調べ、そして分析を行います。
それだけでも、その業界の雰囲気がつかめてくるでしょう。

SNSでは楽な仕事だと言われている業種でも、蓋を開けてみれば資格はたくさん取得しなければならず、家に帰っても勉強の毎日、なんてこともありえるのです。

未経験者であればあるほど、はじめから楽な仕事は存在しません。慣れない業務に四苦八苦する日々が続くでしょう。
SNSやネットの掲示板で「楽だ」と言っている人は、すでに相当な経験を積んでいて、その業界に慣れてしまっているせいとも言えます。慣れてくると、はじめは苦痛だと感じた業務でも、楽にこなせるようになってくるからです。

どうしてもその業界に憧れを抱いているのであれば、はじめは必ず苦労すると思っておいたほうがいいでしょう。そして、本当に楽になるのか、それは本当に自分に合っている業務なのかをきちんと見極める力も必要となってくるのです。