「恋人が同性です」面接でLGBTを素直にカミングアウトするといいわけ

LGBTに悩んで、転職しようと考えていませんか。もしくは、ほかの理由で転職したとして、次の職場も隠し通すことが辛いと思っていませんか。
でも、カミングアウトってとても勇気がい入りますね。

一般的にはカミングアウトできないデリケートなこと

普通ならば、面接のときになかなか「自分はゲイです」とは言いづらいですね。そのまま隠し通して、内定をもらい、隠したまま働き出す。
いつバレるかわからないから、ドキドキした毎日。それに、結婚もできないためにずっと「いつ結婚するの」と言われる。お見合いもすすめられる。でも、カミングアウトはできない。理解者もいるかもしれないが、差別されるのが怖い。そして、そういう気持ちでいることで、パートナーにも申し訳ない気持ちになる。
いろんな気持ちが錯綜してしまい、悩みに悩んでも、やっぱりカミングアウトはとてもできるような状況ではないのが今の日本でしょう。

はじめに言っておいたほうがいい理由もある

しかし、勇気をだして面接のときにカミングアウトしたほうがいいこともあります。

まず、はじめにカミングアウトすれば、そのあと隠しきるという努力はいりません。いつバレるかもしれない、という恐怖を感じることはなくなりますね。
そして、それにより企業側の対応で優良企業なのかも見て取れるからです。そこであからさまに「うちでは無理」という態度ならば、むしろこっちから願い下げでしょう。もし自分のセクシャルマイノリティについて隠しきって内定をもらったとしても、また前職と同じような苦しみになるだけです。

都心部だとLGBT対策している企業も

地方ではまだまだ浸透していませんが、都心部では会社事態がLGBT対策に積極的に行っているところもあります。いまのところ、有名企業が目立ちますが、中小企業にも広がりつつあります。
LGBT専門の職業相談もありますので、そういうところを活用してみてもいいですね。

ずっと隠し通すこともひとつの選択かもしれません。しかし、渋谷区や沖縄ではパートナー条例のような、同性婚に近い制度も受け入れられるようになってきました。せっかく愛する人がいるのに、隠したままでも寂しいですし、辛いこともありますね。理解のある会社で働けることが幸せの一歩なのかもしれません。