職人へ転職!サラリーマンはもういやだ

毎月一定の報酬はもらえても、やっぱりサラリーマンよりも職人へのあこがれが強い人も多いですね。では職人への転職はどうしたらいいのでしょうか。

まだ20代ならば、どんな道へ行こうにもその若さで乗り切ることができるでしょう。しかし30代、40代ともなってくると、本当に自分のやりたいようなことをしてもいいのか、少し迷いが生じるかもしれません。
その迷いは間違いではありません。職人というものは、桃栗三年柿八年といいます。一人前の職人になるまでには相当な年数の修行が必要となることでしょう。

一人前の職人とは、それだけでちゃんと生計をたてられるように持っている技術で稼げるようになることです。
修行期間中の生活費はどうするべきか、本当にこれで食べていけるのかと悩むことは不思議な事ではありません。

しかしながら、30代を過ぎてから職人を目指した人は、以外にもたくさん存在します。30代で芸大に入り直し、陶芸をいちから学んだ陶芸家もいますし、30代後半から鞄職人へ弟子入りした人もいます。

30代後半から鞄職人を目指した人は、たんに鞄を作れるだけではなくて、金物を取り付けられる鞄(がま口など)を作れる鞄職人を探すところからはじめたそうです。日本にはその金物をあつかえる鞄職人が減ってきているので、見つけるのも苦労したとか。そして、やっと見つかっても、弟子入りを断られ続けたそうです。しかし、その師匠もやっと折れて、弟子入りを果たしたそうです。
そこからは、ひたすら修行の毎日だったといいます。
鞄を作るだけでは生計がたてられないので、スクールを自宅で開いて生徒を集めています。

それは職人によってなりかたは千差万別。いろいろあります。
鞄や彫金ならば、スクールがあちこちに存在します。スクールでも、趣味向けのスクールと、プロ養成スクールとで分かれているので、じっさいに職人になりたいのであればプロ養成のスクールに行ったほうがいいでしょう。
もしくは、働きながら、まずは趣味向けのスクールに通ってもいいかもしれません。

伝統工芸ならば、直接、伝統工芸品の職人の元へ弟子入りすることもできます。また自治体によっては、伝統工芸品の職人への弟子入りを支援する制度もあるようです。